マルチビタミンは、米国では3人に1人が飲んでいる一般的なサプリメント(栄養補助食品)でありながら、がんの発症率や死亡率への影響は分かっていない。こうした中、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のJ. Michael Gaziano氏らは、マルチビタミンサプリメントのがん抑制効果について、男性医師約1万5,000人を対象とした大規模な研究を実施。中央値で11年間追跡した結果、がんがわずかではあるが減少していたことを、10月17日発行の米医学誌「JAMA」(電子版)に発表した。