平衡感覚と筋力のトレーニングが高齢者の転倒リスクを減らすことはすでに知られているが、定期的に行うのは難しい。オーストラリア・シドニー大学保健科学部のLindy Clemson教授らは、日常生活にこうしたトレーニングを取り入れる「LiFE(Lifestyle integrated Functional Exercise)」というプログラムを考案。高齢者300人に行わせたところ、転倒リスクが約30%低減できたと、英医学誌「BMJ」(2012; 345: e4547)に発表した。