糖質制限食は安全でない? 長期の死亡リスク1.3倍に

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 糖尿病の食事療法の一つとして注目され、ダイエット法として糖尿病でない人も食生活に取り入れ始めている糖質(炭水化物)制限食。減量や動脈硬化になるリスクを下げるなどの効果が報告されているが、これはいずれも数週間~数年程度の短期的な検討の結果だ。では、長期的な安全性についてはどうなのか。国立国際医療研究センター病院(東京都)糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋氏らは、長期間検討した9件の研究を評価・解析した結果、糖質の摂取量が低いグループで死亡リスクが1.3倍になることなどが分かり、1月12~13日に東京都で開催された第47回成人病(生活習慣病)学会で発表した。研究内容は、1月25日発行の米科学誌「PLoS ONE」(電子版)にも掲載されている。

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