減量中は甘いものはタブー！と言われていますが，今まで甘いものをたっぷり食べていた人にとっては寂しい限りです。我慢しているとストレスが高じてリバウンドすることも。安心して食べられるデザートは1日の総エネルギーの5～10％です。つまり80～160kcalの範囲内で取るようにします。 洋菓子よりも和菓子のほうが太りにくいと言われていますが，エネルギー量から言えば，どちらも大差ありません。しかし，クリームやバターの多い洋菓子は口当たりがよいため少量で満足しにくいのが欠点です。また，メタボリックシンドローム予防のためには和菓子のほうが動物性脂肪を含まない分好ましいと言えます。洋菓子でもクリームやバターを使わないゼリーやシャーベットなどはエネルギーが低めです。 人間の体は昼間にエネルギー消費に働くので，夕食の後のデザートとして食べるよりも昼間に取ったほうが体に蓄えにくいと言えます。 エネルギーゼロの甘味料が出回っていますが，これに頼っているとさらに甘さが欲しくなるため，少量に留めておきましょう。