強いストレスを長く受けると、糖尿病や高血圧、うつ病などさまざまな病気を引き起こしやすくなるといわれている(関連記事)。しかし、がんに限っては影響がないようだ。フィンランド労働衛生研究所のKatriina Heikkilä氏ら欧州の共同研究グループは、仕事に関連するストレスによってがんのリスクが高まるというエビデンス(根拠となる研究結果)は認められないと、2月23日発行の英医学誌「BMJ」(電子版)に発表した。