胃炎や胃潰瘍(かいよう)など、消化器疾患とのかかわりが知られているヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)。胃に住み着く細菌だが、国立国際医療センター戸山病院(東京都)の上村直実・内視鏡部長の調べで、感染者では胃がん発症率が明らかに高いことが分かった。ピロリ菌の除菌に胃がん予防の効果が期待できそうだ。