定年が近づくと先行きが不安になって、軽いうつ症状になる人が少なくない。毎日の生活に充実感がない、訳もなく疲れたような感じがするなど、「心の不調が2週間以上も続いたら、精神科を受診することを勧めます」と、慶応義塾大学(東京都)保健管理センターの大野裕教授は言う。