狭心症は心筋梗塞に移行したり、致死的な不整脈を起こしたりする。放っておけばいずれ心不全を起こす。ただ、治療を受ければほぼ100%治るという。心臓血管研究所(東京都)の相澤忠範所長は「治療では冠動脈の狭くなった部位を広げて金属製の網目状のチューブ(ステント)を留置します。これで健康な人と同じ生活が送れるようになります」と話す。