長い刑期を終え、刑務所の外に出てまず、たばこに火をつける―。映画のワンシーンのようだが、制約の多い生活から自由に戻ったことの象徴として、最初にするのが喫煙というケースは少なくないだろう。こうした中、米ブラウン大学プライマリーケア・予防センターのJennifer G. Clarke氏らは、受刑者に薬を使わない禁煙プログラムを実践した場合、出所から3カ月後に禁煙を続けている割合が6.6倍だったことを、4月8日発行の米医学誌「JAMA Internal Medicine」(電子版)に発表した。