4月1日から施行された改正予防接種法で、子宮頸(けい)がんなどの予防効果が期待されるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンなどが新たに定期接種化された。そんな中、2011年にHPVワクチンを接種した女子中学生が体のしびれなどを訴えた事例がマスメディアにより連日取り上げられている。産婦人科医の団体である日本産婦人科医会は4月9日、会員向けに「子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)副反応報道について」と題する文書を発表。「HPVワクチンは従来通り医学的視点から安全」と冷静な対応を求めている。