糖尿病には、毎日、インスリンを注射して血糖をコントロールする1型と、病状が軽いうちは食事や運動療法、血糖降下薬の服用などで血糖をコントロールできる2型がある。東京女子医科大学糖尿病センターの内潟安子教授は「1型糖尿病は、インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のβ(ベータ)細胞が何らかの原因で破壊されて、インスリンが作られなくなって発症します」と説明する。