喘息(ぜんそく)治療の主役として活躍している吸入ステロイド薬だが、結核になる危険性を高める可能性が韓国の研究グループから指摘された。韓国・ソウル大学医科大学のChang-Hoon Lee氏らが英医学誌「Thorax」の2013年12月号(2013; 68: 1105-1113)に発表した研究結果によると、吸入ステロイド薬を使うことで結核になるリスクが1.2倍に上がり、薬の用量が多いほどリスクが高まっていたという。 最新の結核発生報告数と年間推移を見る