ビタミンEがアルツハイマー病の進行抑える―米研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 超高齢社会を迎えている現在、アルツハイマー病を含む認知症の増加は深刻な問題の一つ。しかし、今のところ完治できる治療法はなく、認可されている薬も病気の進行を抑えるのにとどまっている。こうした中、ビタミンEがアルツハイマー病の悪化を抑えるとの研究結果が、米医学誌「JAMA」(2014;311:33-44)に発表された。研究者の米ミネアポリス退役軍人ヘルスケアシステムのMaurice W. Dysken氏らによると、プラセボ(偽薬)を飲んでいた人たちに比べて軽度~中等度のアルツハイマー病患者の生活機能の低下が6.2カ月も抑えられたという。なお、認知症治療薬の一つ「メマンチン」(商品名メマリー)では、こうした効果が認められなかったようだ。

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