自動車の運転には両目で0.7以上の視力が必要とされており、免許を取得する際の検査でチェックされる。しかし、より運転時の状況に合った"実用視力"の検査では、この基準を満たさない人が続出するかもしれない。南青山アイクリニック(東京都)の大林知央氏は、1月30日~2月1日に沖縄県で開かれた日本角膜学会などの学術集会で、タクシー運転手の4人に1人が実用視力だと0.7未満だったことを報告した。大林氏は、職業ドライバーには実用視力の検査が有用としている。