ダイエットや便秘予防などでおなじみの食物繊維だが、多く取っていると脳卒中も予防してくれるようだ。英リーズ大学のDiane E. Threapleton氏らは、日米欧などの8つの研究を解析したところ、食物繊維の総摂取量が増加するほど、脳卒中にかかるリスクが低下していたと、3月28日発行の米医学誌「Stroke」(電子版)に発表した。摂取量が1日当たり7グラム増加すると、脳卒中リスクが7%低下するという。ただし、各研究の方法や結果などにばらつきがあるため、エビデンス(科学的根拠)となるかどうかの点にはさらなる研究が必要としている。