日本において大麻(マリフアナ)は、医療機関でも使用を禁じられているため、その意外なメリットはあまり知られていない。しかし、米国などではその効果を生かし、腰痛や頭痛の治療などに使われている。そんな中、米ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターのMurray A. Mittleman医師らは、大麻が生活習慣病の予防に一定の効果をもたらす可能性を初めて明らかにし、5月16日発行の米医学誌「American Journal of Medicine」(電子版)に報告した。大麻を常用している人では、空腹時の血中インスリン値、インスリン抵抗性、腹囲(ウエストサイズ)が改善していたという。