新生活を迎えるに当たって若い関節リウマチ患者が気を付けなければならない点は、定期的な通院と薬の使用を欠かさないことだ。若い人は体力があるので無理をしやすく、ついつい「忙しいから」「今はそれほどつらくないから」と、治療を後回しにしがちだ。2月27日に開催された神戸大学の整形外科リウマチ教室「若いリウマチ患者さんへ:就職や妊娠、育児について」で、同科の三浦靖史准教授は「自分では気づかないうちに症状が進行して関節が傷んでしまう場合があるので、忙しくても通院と薬は必ず継続を」と注意を促した。