手のひらや足の裏などに多量の汗をかいて、仕事や勉学に支障が出るといった状態に対し、病院以外での不適切な処置や、治療を受けないままで悩みを抱えている人が少なくない。多摩南部地域病院(東京都)皮膚科の藤本智子医長は「原発性局所多汗症という病気です。症状に応じて段階的な治療法を行うので、多量の汗で困っている人はまずは病院を受診してほしい」と呼び掛ける。