飲酒は心臓病からがんまで、さまざまな病気のリスクを高めるとされているが、新たにパーキンソン病との関連が示された。とはいえ、リスクが増えるだけでなく、酒の種類によっては減るものもあるようだ。米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)のRui Liu氏らは、米国人を対象にした研究から、ウイスキーなどの蒸留酒を飲む量が増えるごとにパーキンソン病リスクが増加した一方、ビールしか飲まない人では飲む量が増えるごとにリスクが減少したと、6月19日発行の米科学誌「PLoS One」(電子版)に報告した。