モルヒネやコデインなどは依存性の強い麻薬だが、鎮痛作用があることから医薬品としても使われている。こうした麻薬性鎮痛薬(オピオイド系鎮痛薬)などの使い過ぎで死亡した女性の数が、1999~2010年の11年間で5倍に急増していると、米疾病対策センター(CDC)が7月2日付の報告書で発表した。男性は同じ期間で3.65倍にとどまっており、その原因として、女性は慢性疼痛(とうつう)患者が多いほか、男性に比べて薬物に依存しやすいことなどを挙げている。