飛行機や長距離バスなどで長時間座ったままでいると、脚の静脈に血の塊ができてそれが肺に詰まり、時には命にも関わる状態になる静脈血栓塞栓(そくせん)症。いわゆる「エコノミークラス症候群」で、近年は「ロングフライト症候群」や「旅行者血栓症」とも呼ばれている。これを防ぐには、乗り物に乗る時には十分な水分補給や、3~4時間に1度は立ち上がって歩くことが大切だという。成田赤十字病院(千葉県)総合内科の森尾比呂志部長に聞いた。