左右の鼻の穴を仕切る鼻中隔(びちゅうかく)は、程度の差こそあれ、ほとんどの大人はどちらかに曲がっている。しかし、鼻詰まりや頻繁な鼻血、イビキなどが見られる場合は「鼻中隔湾曲症」という病気の可能性がある。寝ている間に何度も呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群や蓄膿(ちくのう)症なるというこの病気について、帝京大学医学部付属溝口病院(神奈川県)耳鼻咽喉科の室伏利久教授に聞いた。