小さな子供にとって、家の中といえども危険はたくさんある。テレビもその一つで、米国では以前、テレビにぶつかることによるけがが多かったが、1990年代後半からテレビが落下することによる子供のけがが増えているという。テレビの落下によって年間1万人以上の子供がけがを負っており、12年間で215人の子供が死亡したことを、米ネーションワイド小児病院傷害研究政策センターのAna C. De Roo氏らが、7月22日発行の米医学誌「Pediatrics」(2013; 132: 267-274)に報告した。