アレルギー体質が原因と考えられていたアトピー性皮膚炎で、最近「フィラグリン」というタンパク質の遺伝子異常による皮膚のバリアー(防御)機能の悪化が先行することが分かってきた。欧米では患者のおよそ半数に、日本では4人に1人にフィラグリン遺伝子の異常が認められている。