健康保険の適用となったことから、前立腺がんに遠隔操作で動かすロボットによる内視鏡手術が行われるようになっている。出血を最小限に抑え、神経を残しながら、臓器の裏側の細部まで正確に手術できるのが特徴だ。そのため、術後の回復も通常の手術に比べて早いという。手術用ロボット「ダヴィンチ」を3台導入している東京医科大学病院ロボット手術支援センターの吉岡邦彦センター長に、ロボット手術による前立腺がん摘除術の利点などについて聞いた。