仕事中は症状が出るが、余暇は楽しく過ごせるなどの特徴がある「新型うつ病」。個人の甘えだなどとの批判もある中、心身の不調を訴える人たちの悩みが深刻なのも実情だ。第10回日本うつ病学会総会(7月19~20日、北九州市)で開かれたシンポジウムでは、4人の専門家らがそれぞれの立場から論議。「新型うつ病」は精神医学用語ではないものの、排除することなくきちんと診断し、職場や産業医との連携を強化するなどして対応すべきとの見解で一致した。