日本では国による積極的な推奨が中止された子宮頸(けい)がんワクチン(HPVワクチン)だが、米国では推奨の姿勢を崩していない。先日発表された報告では、米国の10歳代女児で子宮頸がんワクチンの規定回数(半年間で3回)を完了した割合が低いことが分かり、当局は接種率向上の取り組みを展開している。感染症対策当局である米疾病対策センター(CDC)と米国小児科学会は7月25日、米国内のメディア向けに会見を実施。「接種対象児の親たちは、性行動開始前の11~12歳までに接種するよう勧告されていることを再度認識してほしい」と呼び掛けた。同時に発表された情報では、親たちが子供に子宮頸がんワクチンを接種させない5つの理由も示されている。