妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんに悪影響を与えるが、妊娠中は禁煙補助薬を使うことができないため、よりいっそう禁煙が難しくなる。でも、もし禁煙補助薬がおなかの赤ちゃんに影響しないとしたら―。英ノッティンガム大学医学部のSue Cooper氏らは、禁煙補助薬の一つで貼り薬のニコチンパッチを妊婦500人に使ってもらったところ、出産から2年後の時点でプラセボ(偽薬)を使っていた妊婦よりも子供の発達などに影響する割合が低かったと、8月11日発行の英医学誌「Lancet Respiratory Medicine」(電子版)に発表した。