線維筋痛症は、慢性的な痛みや強い疲労感に悩まされ、日常生活に大きな支障を来す原因不明の病気。30~60歳代の女性に多く、日本では約200万人の患者がいるとみられるが、認知度は低い。東京医科大学八王子医療センター(東京都)リウマチ性疾患治療センターの岡寛部長(教授)は「治療が遅れると症状の改善が難しくなるので、早期に専門医の診療を受けて」と呼び掛けている。