米国小児科学会(AAP)は8月25日、青少年が十分な睡眠時間を確保できるよう、中学校と高校の始業時間を午前8時半以降とすることを求める声明を、同学会発行の医学誌「Pediatrics」(2014; 134: 642-649)に発表した。最近の調査で米国の中高生の多くが睡眠不足なことが明らかになったが、米国では始業時間が8時以前の公立学校が少なくなく、同学会はこのことが中高生の睡眠不足の一因となっていると説明。各学区の関係者に、始業時間を遅らせるよう呼びかけている。