原因となる病気がないのに頭痛が起こる「慢性頭痛」は、筋肉の緊張による「緊張性頭痛」、何らかの刺激により脳が過敏に反応して痛みが起こる「片頭痛」、目の後ろにある内頸(けい)動脈の炎症による「群発頭痛」の3つに分けられる。中でも群発頭痛は、「火箸で目をえぐられるような」と例えられるほどの強烈な痛みが特徴で、市販の頭痛薬では全く効果がないとされる。東京女子医科大学病院(東京都)脳神経外科頭痛外来の清水俊彦客員教授に聞いた。