お酒が脂肪肝をもたらし、肝臓の機能を損なうことはよく知られている。一方、お酒を飲まない人でも、運動不足や食生活の乱れが原因となって「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」と呼ばれる肝臓病が引き起こされることもある。「お酒を飲まないから安心ということは決してありません」と、慶応義塾大学病院(東京都新宿区)消化器内科の横山裕一医師は警鐘を鳴らす。