米国内での感染が相次いで発生するなど、日本も"対岸の火事"ではなくなってきたエボラウイルス病(エボラ出血熱を含む)。こうした中、西アフリカのリベリアから帰国した男性が発熱し、沖縄県内の診療所・病院を受診したことについて、国立感染症研究所は10月16日に速報で発表した。男性が受診したのは危険性の高い感染症を扱う専門の病院ではなく一般的な病院で、スタッフは防護服を身に着けていなかったことなどから、報告者は男性がエボラウイルス病ならば感染拡大の危険性があったと指摘している。