高血圧治療薬「ディオバン」(一般名バルサルタン)の利益相反問題で、英医学誌「Lancet」が掲載した同薬関連の論文(JIKEI HEART STUDY)を撤回したことを受け、同薬の販売元であるノバルティスファーマのスイス本社は9月6日、「論文撤回による安全性・有効性への影響はない」との見解を発表した。一方で、今回の問題については「誠実に受け止めている」としている(関連記事)。