3割の人が悩まされ、国民病ともいわれる腰痛。原因はさまざまだが、その一つに骨粗鬆症(こつそしょうしょう)による背骨(脊椎)の骨折がある。水野記念病院(東京都足立区)整形外科の浦山茂樹部長は「『大した腰痛ではないから大丈夫』と決めつけないでほしい」と強調する。尻もちなどが引き金になるが、痛みを感じながらもそれほど強くないため、骨折に気づいていない人が多いという。