高血圧はさまざまな病気のもととなることから、定期的に血圧を測ることで自分の状態を把握することが重要。とはいえ、これは大人にとってのこと。子供が血圧測定することに意義があるのだろうか。そんな疑問に答える勧告が、米政府の諮問機関である米国予防医療サービス対策委員会(USPSTF)から発表された。それによると、症状が出ていない子供への血圧測定は、利害のバランスを評価する十分なエビデンス(根拠となる研究結果)がないとしている。この勧告は、10月8日発行の米医学誌「Annnals of Internal Medicine」(電子版)にも掲載されている。