冬場に流行する感染性胃腸炎の中でも、特に危険なのがノロウイルスによる急性胃腸炎。「予防が何よりも肝心です」と東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)小児科の関根孝司教授は話す。激しい嘔吐(おうと)による脱水症状はもちろん、吐き出したものによる窒息や誤嚥(ごえん=誤って気道などにのみ込むこと)性肺炎も死を招く可能性があるという。予防や感染拡大を防ぐには、手洗いが基本だ。 最新の感染性胃腸炎発生報告数と年間推移を見る