妊娠中はさまざまな感染症に気をつけなければならないが、その中でも母子感染で子供に重大な障害が残ることがあるのが、先天性トキソプラズマ症と先天性サイトメガロウイルス症だ。両感染症に悩む患者や家族の団体「トーチの会」は、10月26~27日に札幌市内で開かれた第45回日本小児感染症学会のシンポジウムで、これら2つの感染症について「医療関係者でも感染経路などについて誤解がある」とし、正しく理解した上で患者を指導するよう求めた。