脳卒中になりやすい要因は、高血圧や糖尿病、肥満といった病気のほか、塩分の取り過ぎ、喫煙、飲酒、運動不足などが挙げられている。そこに、ある金属が追加されるかもしれないことが、1990~2010年に行われた米国の国民健康栄養調査(NHANES)の検討から明らかになった。11月11日発行の米科学誌「PLoS One」(2013; 8: e77546)に論文を発表した英エクセター大学医学部のJessica Tyrrell氏らによると、それはレアメタル(希少金属)の「タングステン」。電球のフィラメントや砲弾・銃弾などのほか、指輪の素材としても使われているという。