21歳の若さで筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、わずか2年の余命宣告を受けながら、半世紀以上がたった今もなお病とともに生き続ける理論物理学者スティーブン・ホーキング博士。独自の宇宙論を発表し、いつしか"車椅子の天才物理学者"と呼ばれるまでになるが、その影には彼の病と余命を知りながら共に歩む道を選んだ妻ジェーンの存在があった。四半世紀に及ぶ2人の闘病と愛の軌道を描いた英国映画『博士と彼女のセオリー』が、3月13日から全国公開される。ホーキング博士役には『レ・ミゼラブル』のエディ・レッドメイン、妻ジェーン役には『アメイジング・スパイダーマン2』のフェリシティ・ジョーンズがそれぞれ配され、『マン・オン・ワイヤー』でアカデミー賞を受賞したジェームズ・マーシュ監督がメガホンを執った。なお、レッドメインは本作で第87回アカデミー賞主演男優賞を獲得している。