つらい花粉症を薬なしで克服できる―そんな可能性がある治療法に来春、健康保険が適用される見通しだ。この「舌下免疫療法」とはどんな治療法なのか、日本医科大学付属病院(東京都)耳鼻咽喉科・頭頸部(とうけいぶ)外科の大久保公裕教授は、東京都内で開かれた第63回日本アレルギー学会(11月28~30日)で説明。国内の臨床試験の結果から、12歳から受けられること、子供の頃から受けた方が効果が高いこと、さらに2年間続けて治療を受けることで、薬なしで花粉シーズンを乗り切れる可能性が高くなることなどを紹介した。