口の中だけでなく、体のさまざまな病気に関係している歯周病。新たに膵臓(すいぞう)がんになる危険性を高める可能性が示された。米ブラウン大学生物学のDominique S. Michaud氏ら欧米の共同研究グループが国際医学誌「Gut」12月号(2013; 62: 1764-1770)に報告した論文によると、歯周病の原因菌の一つに反応する抗体が多い、つまり感染していると、抗体が少ない人に比べて膵臓がんになるリスクが2倍以上高かったという(関連記事)。