双極性障害とは、どんな病気なのだろうか―。かつて「躁(そう)うつ病」とも呼ばれた精神疾患の一つで、躁状態とうつ状態を繰り返すことが特徴。薬による治療や精神的な治療などで多くの患者は症状をコントロールできているものの、理解が不十分なために再発を繰り返すケースもあるという。また、周囲の誤解や偏見が患者の社会参加への機会を奪うことも少なくないようだ。この病気の理解を深めてもらうため、毎年3月30日が「世界双極性障害デー」と定められている。今年から、わが国でも日本うつ病学会が活動に乗り出した。