赤ワインは動脈硬化やコレステロールの酸化を防ぐとされているが、糖尿病(2型)の状態も改善するかもしれない。イスラエル・ベングリオン大学公衆衛生学部のアイリス・シャイ教授らは、5月6~9日にチェコ・プラハで開かれた欧州肥満学会の会合で、2年間にわたって毎日夕食時に赤ワイン1杯を飲んでいた糖尿病患者では、水を飲んでいた患者よりも糖尿病の状態が改善していたと報告した。シャイ教授は「健康的な食事に加えて少量のワイン、特に赤ワインを飲むことで、安全に糖尿病に関するリスクを軽減できる」と述べている。白ワインでもある程度の効果があったようだ。