昨夏、69年ぶりとなる国内での感染例が発生し、東京・代々木公園を中心に160人の感染者が報告されたデング熱。今年5月には厚生労働省の指針に従い、厚労相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)が、デング熱検査キットの保険適用を承認した。しかし、5月29日に開かれた厚労省の専門家会議では、保険適用の内容について疑問の意見が相次いだ。専門家らは、一般医療機関で幅広く検査できないことやコスト増などに懸念を示している(関連記事:デング熱の国内感染例、約70年ぶりに報告)。