米食品医薬品局(FDA)は6月16日、トランス脂肪酸を"安全ではない食品"と判断し、3年以内に全廃するよう、食品加工メーカーなどに指示したことを発表した。トランス脂肪酸はマーガリンやドーナツ、フライドポテト、スナック菓子などによく使われており、心臓病になるリスクを高める可能性が指摘されている。今回の全廃で、米国内で年間1万~2万人の心筋梗塞を防げるとの試算もあり、関連の医学会からは称賛の声が上がっている。