米フィラデルフィア小児病院のジュリア・E・シムチャック氏らは、同病院の関連施設に勤務する約500人の医療従事者を対象に調査したところ、患者に感染させる危険性を認識していながら、過去1年間に体調不良でも出勤したことのある人が8割を超えることが分かったと、7月6日発行の米小児科専門誌「JAMA Pediatrics」(電子版)に報告した。下痢でも出勤すると回答した医師も約4割に上っていたという。その背景には、医師の使命感や人員不足などがあるようだ。