日本でも少なくない数が報告されている、子宮頸(けい)がんワクチン(HPVワクチン)の有害事象(ワクチンとの因果関係がはっきりしないものも含めた副作用)。欧州連合(EU)の医薬品規制当局である欧州医薬品庁(EMA、ロンドン)は11月5日、デンマーク当局の要請で今年7月から行っていた検証の結果を発表、「現在、利用可能なエビデンス(根拠となる研究結果)では、子宮頸がんワクチンと有害事象の因果関係が示されていない」と結論した(関連記事:子宮頸がんワクチンの安全性評価を開始―EU当局)。