「肥満でも健康ならOK」はウソ? スウェーデン研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 スウェーデン・ウメオ大学医学部のガブリエル・ヘーグストレーム氏らは、130万人を超える同国の男性を調べた結果、青年期に測定した有酸素運動能力が高い人ほど、若くして死亡する危険性が低かったと、昨年12月20日発行の国際疫学会(IEA)の専門誌「International Journal of Epidemiology」(電子版)に報告した。ただし、肥満度が高くなるほど危険性の低下度が小さくなり、BMI(肥満指数)が35以上の肥満(日本の基準で「肥満3度」以上)の人では危険性の低下が認められなかったという。最近は「肥満でも健康なら良い」という考え方が医学会に起こっているが、今回の研究結果は、そうしたものに疑問を投げかける形となった。

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