アサヒグループのイノベーション研究所は、酒を飲む際にトマトやマンゴーなど特定の野菜や果物を食べると、アルコールの吸収が穏やかになり、酔いが回りにくくなる可能性があるとの研究結果を発表した。トマトやマンゴーなどに含まれる水に溶けにくい(水不溶性)食物繊維にはアルコールをキープする性質があり、胃の中にアルコールを長くとどめて小腸から吸収されるスピードを抑えることで血液中のアルコール濃度を低下させるという。この結果は、1月22~23日に都内で開催された第35回アルコール医学生物学研究会学術集会でも報告された。